玄関・廊下 | ||||||
木造住宅の床は湿気による腐食防止のため、地面より45cm以上高くする必要があります。そのため、玄関の土間と床との間にどうしても段差が生じてしまいます。 | ||
<段差の解消> 1.踏み台 まずは比較的簡単に設置できる踏み台から検討してみましょう。 | ||
踏み台の例 | 踏み台で段差を2等分、場合によっては3等分することも検討してみましょう。 | |||
2.スロープ 車いすを使用する方の場合の段差解消はスロープが考えられますが、通常は玄関内部の広さの確保が難しいケースが多いため、介助者の介助を前提に、簡易スロープの利用も検討しましょう。 | ||
簡易スロープの例(折りたたみ、持ち運びができます) | ||
3.段差解消機 車いすを使用する方にとって、玄関の上がり框の段差は最大のバリアですが、段差解消機を設置することで単独で外出が可能になる方もいます。 | ||
玄関土間に段差解消機を設けた事例 | ||
<手すりの設置> 上がり框の昇り降りや靴の脱ぎ履きの際は、体が不安定になるので補助手すりを設けたいところです。 | ||
肘全体で支える。 | |||||||
玄関手すりの例 | ||||
両手で支える。 | ||||
<広さの確保> 車いすを使用している場合は、車いすの収納スペースが必要になります。 | ||
<出入口の戸> 車いすや杖を使う場合は一般的には引き戸の方が使いやすいです。 | ||
3枚引戸の例 | ||||||||
ハンドルは掘込み引手(左)よりも棒ハンドル(右)の方が使いやすい。 | ||
玄関戸を親子ドア(開き戸)とした事例 | |||||
<ドアノブ> 握ってまわす丸形のドアノブは使いにくいです。 | ||
レバーハンドル | 棒状ハンドル | |||
<鍵> | ||
カード式のオートロック | ||