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洗面所(脱衣室)

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リウマチ患者さんは、肩、肘、手、指の拘縮や変形のために顔に手が届かない、水をすくえない、また、衣服の着脱が難しいなど、洗面所(脱衣室)で行う動作には様々な支障があります。

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<水栓金具>

まず洗面所(脱衣室)で重要なのは水栓金具などの設備です。
水栓金具は手指の力を使わなくても操作できるレバー式が良いでしょう。
顔に手が届かない場合は、ハンドシャワー式も便利です。

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水栓金具(使いやすい例)
水栓金具は軽い力で操作できるレバー式が良いでしょう。

水栓金具(使いにくい例)
手指の力が必要な丸形は使いにくいです。

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ハンドシャワー付き水栓金具
顔に手が届かない場合、顔を洗うのに便利です。

ワンタッチで水を出し止めできるハンドスイッチの例。

<座って使える洗面台>

歯を磨く、顔を洗う、髪を整える、化粧をするなど時間がかかりますので、いすに座って使える洗面台も良いでしょう。入浴時にも、座って着脱衣ができると身体が安定します。

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足の入るスペースがある。

<冷暖房設備>

洗面所(脱衣室)には冷暖房設備がない場合が多く、夏は暑く、冬は寒いため、整容や着脱衣を行うにはあまり良い環境とは言えません。夏は扇風機、冬はヒーターなど冷暖房の工夫をすると良いでしょう。

<洗面所とトイレを一体に計画した事例>

洗面所とトイレを一体にすることで広く使うことができます。
トイレとの間には腰壁と型ガラスを設け、目隠しとしています。
新築の場合は将来を見込んで、後から壁を外して一体にできる間取りとしておくこともできるでしょう。
その場合、あらかじめ要望を設計者に伝えておくことが必要です。
将来、間仕切りの壁を外せるように、耐震壁にしない、床や天井を優先してつくる、コンセントやスイッチは設けないなど、配慮が必要になります。

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